2021年の2月が始まります。季節の境目となる「節分」は124年ぶりに2月2日(火)。そして暦の上では季節は春へ。3日(水)は「立春」です。
新型コロナウィルスの感染拡大は日常に多大な影響をおよぼしていますが、豆まきで災いを清め福を呼び込み、新しい季節「春」を迎えましょう。
今週の天気のポイント
・2月1日(月)~2(火)は天気急変。強風、落雷、高波など荒れた天気。
・北陸、北日本日本海側は雪や雨の日が続く。積雪の多い地域はなだれに対する注意の継続を。
2月1日(月)から2日(火)にかけて全国的に天気は下り坂。天気が急変する可能性があります。
↓予想気圧配置図↓
寒冷前線が列島を通過
北海道は雪で、北陸や東北の日本海側は雨から雪に変わる所が多いでしょう。東日本の太平洋側や西日本も広く雨が降ります。短い時間ですがザーザー降りになる所もあるため、お出かけ前に雨雲レーダーを確認して傘や雨具の用意を。また雷を伴う可能性もあるため、空もようの急変にも用心してください。
最新の雨雲の確認は雨レーダーでチェック!
雨レーダーを開く
前線通過前は暖かな空気が流れ込みますが、通過後は冷たい空気に入れ替わります。このため気温の変化が大きくなりますので、帰宅時間の予想気温をチェックしておくと防寒対策に役立ちます。また、全国的に風が強く吹きやすく、沿岸では高波に注意してください。北陸~北日本の日本海側は吹雪による視程悪化のおそれもあります。
3日(水)以降も、北陸や北日本の日本海側は寒気の影響を受けます。一日でまとまった雪は降らない見込みですが、雪の降る日が続き北陸では雨の日もあるでしょう。積雪が多い地域ではなだれに対する注意を継続してください。
東日本と西日本の太平洋側、また沖縄では晴れる日が多くなります。山陰でも晴れ間が期待できる日がありますので、日差しの活用は計画的に。
冬型の気圧配置となり寒気が流れ込む3日(水)は冬の寒さとなりますが、日中の気温は高めの日が多く、この時期としては過ごしやすくなるでしょう。ただし朝晩との大きな気温差で体調を崩さないように。
立春を過ぎてもまだまだ冬の寒さを感じ、北日本などは長い冬の真っ只中ですが、地方により梅の見ごろを迎えます。うぐいすの鳴き声に耳を傾けるなど、ゆっくりゆっくり訪れる春の気配を少しづつ探してみては。
(気象予報士:たけねこ)