今日の日本付近は発達中の低気圧や前線の影響を受けるでしょう。このため、東日本から東北では昼頃にかけて、北海道では午後にかけても風雨が強まり、荒れた天気となる見込みです。特に、太平洋側では雷を伴った横殴りの激しい雨となる所があるでしょう。短時間強雨、落雷、突風などの天気の急変に注意してください。一方、西日本では天気が回復し次第に晴れ間が広がる見込みです。
10/23（金）09時の予想天気図
また、全国的に気圧の傾きが大きく、海岸平野部を中心に風が強く、海上は波が高いでしょう。強風や高波にもご注意ください。
海上の風と波の予想09時
各地の最高気温は、昨日より2℃前後低くなる所が多いでしょう。北日本では16℃～19℃位、西～東日本では20℃前後の所が多く、沖縄でも24℃～25℃位で平年より低めとなりそうです。一方、小笠原諸島では30℃位まで上がり暑さが続く見込みです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
日中にかけて各地で雨となるでしょう。海岸平野部を中心に風雨が強まり、横殴りの雨となるおそれがあります。夕方以降は日本海側の地方から雨が止みだしますが、太平洋側の地方では影響が長引き、一時的に雷を伴い強く降る所があるでしょう。特に、北海道の道東周辺では大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに注意が必要です。
降水分布予想09・15時
日中の最高気温は、平年並みかやや高めでしょう。北海道の道北～道東で15℃～17℃、道央から道南、東北にかけては16℃～19℃位まで上がる予想です。ただ、夜は冷え込んで寒暖の差が大きくなりますので、厚手の上着が必要となりそうです。体調管理にお気を付けください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
午前中は各地で雨となるでしょう。東海から関東南部の太平洋側、および伊豆諸島では所により雷を伴って激しく降るおそれがあります。短時間強雨、落雷や突風などの天気の急変にご注意ください。午後は天気の回復する所が多くなりますが、関東や北陸などでは一部で雨が残り、ぐずついた天気が続いてしまいそうです。
降水分布予想09・15時
日中の最高気温は、20℃前後の所が多くなりますが、静岡や横浜など東海から関東南部にかけての太平洋側では25℃近くまで上がり暖かくなるでしょう。伊豆諸島では25℃前後、小笠原諸島では30℃位で暑さが厳しいでしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
西から天気は回復に向かいます。四国から近畿にかけては午前中まで雨が残りますが、昼頃には九州・中国地方の西部から晴れ間が広がってくるでしょう。ただ、北西の風が強まって日差しの割には空気が冷たく感じられそうです。
降水分布予想09・15時
最高気温は、山陰から九州北部など日本海側の地方では18℃～20℃位、太平洋側と瀬戸内側の地方では20℃以上で九州南部や四国の太平洋側では23℃～24℃位まで上がる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
午前中は各地で雨が断続するでしょう。その後、天気が回復に向かいますが、各地とも北寄りの冷たい風が吹き、雲が取れにくい状態が続きそうです。また、大東島地方は午後も雨が残り雷を伴う可能性があります。変わりやすい天気にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は24℃～25℃位の所が多いですが、大東島地方では28℃位まで上がる予想です。
（気象予報士：むらさめ）
