西・東日本は冬らしい寒さ

10月23日は二十四節気の霜降(そうこう)。秋が一段と深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなる頃とされています。11月は全国的に気温が高めの見通しですが、その後は概ね暦通り季節が進み、西・東日本は冬らしい寒さとなりそうです。

平均気温の傾向(11~1月)

北日本は向こう3ヶ月(11~1月)を通して寒気の影響を受けにくいことから、高温傾向となるでしょう。東日本以西も11月は高温傾向ですが、12月は偏西風の蛇行により大陸からの寒気が流れ込みやすくなって、気温は平年並みか低くなる予想です。1月にかけても東日本以西は寒気に覆われやすいことから、ほぼ平年並みとなる見通しとなっています。いずれの月も記録的な高温となった昨冬に比べると気温が大幅に低くなる可能性が高いですので、しっかりとした防寒対策が必要になりそうです。

降水量の傾向(11~1月)

向こう3ヶ月の降水量は全国的にほぼ平年並みとなる予想です。ただ、12月は北日本の太平洋側で低気圧の影響を受けやすく、西日本の日本海側は寒気の影響を受けやすいため、多雨傾向となるでしょう。また、北日本の日本海側は3ヶ月を通して冬型の気圧配置があまり強まらず、昨冬ほどではありませんが、少雪傾向となりそうです。

なお、西日本では大陸から西周りで寒気が南下すると、2017~2018年の冬のように想像を超える大雪に見舞われることがありますので、今後の気象情報にご留意ください。

(気象予報士:きっしー)

シェア!