高温傾向続く

気象庁から「5/18に沖縄・奄美が梅雨入りしたとみられる」との発表がありました。ここまで太平洋高気圧の勢力が弱く例年に比べて遅い梅雨入りとなりましたが、関東などでは猛暑日を記録するなど、5月の本州付近の気温は平年よりやや高めで推移しています。この先も6月にかけて高温傾向が続く見込みです。

平均気温の傾向(5/20~6/19)

本州付近では期間前半は中国大陸から、その後は太平洋高気圧縁辺の暖かい空気が入りやすくなるため、平年より高くなるでしょう。晴れた日の熱中症対策を心掛けるようにしてください。南西諸島では大陸からの移動性高気圧が運ぶ寒気の影響を受ける日があり、平年並みかやや高めとなるでしょう。

降水量の傾向(5/20~6/19)

本州付近では数日の周期で気圧の谷が通過するため、ほぼ平年並みの降水量が予想されています。南西諸島では例年に比べて梅雨前線の活動が弱いため、平年並みかやや少なくなる見込みです。なお、九州南部の梅雨入りは、今のところ平年よりやや遅く6月初め頃を予想しています。

(気象予報士:きっしー)

シェア!