【9/25 朝イチ!】低気圧の影響を受け 広く荒れた天気に

台風第12号から変わった低気圧が関東の沖合を北上しています。このため、今夜にかけては北日本では風雨が強まるでしょう。特に東北の太平洋側では大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要です。また、別の低気圧が南岸沿いを東に進むため、西~東日本では雨や曇りの所が多く、特に四国から東海地方の太平洋側では短時間の激しい雨、落雷、突風など天気の急変にご注意ください。一方、沖縄や九州ははじめ雨が残りますが、次第に晴れ間が広がる見込みです。

9/25(金)09時の予想天気図

また、関東近海から北日本の太平洋沿岸では東寄りの風が強く、海上はうねりを伴ったしけ~大しけとなる見込みです。海岸部では強風や高波にも十分に警戒してください。

海上の風と波の予想09時

各地の最高気温は、北海道から近畿地方にかけては昨日より低く、東北の太平洋側でも20℃を下回る所もあり空気が冷たく感じられるでしょう。一方、中国・四国から沖縄にかけては昨日と同じ位の所が多くなり、九州南部から沖縄、小笠原諸島では30℃前後と暑さが続く見込みです。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

東北では南部の太平洋側では朝のうちから雨で、その範囲は夕方にかけて全域に広がるでしょう。太平洋側では、時間とともに風雨が強まって大荒れの天気となりそうです。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに警戒してください。北海道は、朝のうちは晴れる所が多いですが、次第に雲が広がり道南では夕方から夜にかけて雨が降り出す見込みです。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、北海道から東北の北部、太平洋側の地方では20℃以下の所が多く、道東の太平洋側では15℃~17℃位の予想です。風も強まって体感温度はより低く感じられるでしょう。外出の際は防風・防寒性のある上着が必要になりそうです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

東海・北陸から甲信地方は朝のうちから雨が降りだすでしょう。特に、東海地方の太平洋沿岸では短時間の激しい雨、落雷や突風などの天気の急変にご注意ください。関東では朝のうちは止み間が多いですが昼頃には広く雨雲に覆われ、傘の手放せない一日となりそうです。伊豆諸島では概ね曇りで夕方から夜にかけて雨が降り出す見込みです。小笠原諸島では雲が多めながら、時々日が差すでしょう。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、21℃~25℃位の所が多いですが、東海地方の太平洋側ではやや高く、名古屋では27℃の予想です。小笠原諸島では30℃前後まで上がり残暑が続くでしょう。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

西日本は朝のうちは広い範囲で雨雲に覆われるでしょう。四国から近畿地方の太平洋側では午前中まで雷を伴った激しい雨に注意してください。天気は西から回復に向かい、九州では昼頃、四国では午後から晴れ間が広がってくるでしょう。夜には日本海側の一部をのぞいてほぼ雨は上がる見込みです。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、25℃以上となり、九州南部や四国の太平洋側では30℃近くまで上がる所がありそうです。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

各地とも雲が広がりやすく、朝のうちは一部で雨が残るでしょう。ただ、日中からは天気が回復に向かい、奄美や沖縄本島地方では日の差す時間もありそうです。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、奄美は28℃、沖縄は各地とも30℃前後の予想で残暑が続くでしょう。体調管理にご注意ください。

(気象予報士:むらさめ)

シェア!