季節の歩みゆっくり 北から冬の足音

けさ、北海道胆振地方を震源とする最大震度5弱の大きな地震が発生しました。揺れの大きかった地域では今後の地震活動に警戒するとともに週末の台風25号の接近に備え、出来るだけ安全なところで過ごすようにしてください。北海道は朝晩の冷え込みが強まり、日中との寒暖差が大きくなっています。体調管理に十分ご注意ください。来週の月曜日には二十四節気の「寒露」を迎えますが、旭川ではきょう5日に平年より3日早い初霜が観測されました。

今回は向こう1ヶ月(10/6~11/5)の天候の傾向をお伝えします。

▼平均気温の傾向(10/6~11/5)

▼降水量の傾向(10/6~11/5)

11月のはじめにかけて、全国的に気温は平年より高めで季節の歩みはゆっくり、天気は周期的に変わる見込みです。

■北日本
引き続き秋晴れとなる日が多くなる見込みですが、10月下旬ごろから西高東低の冬型の気圧配置が現れ、日本海側は時雨れる日がある見込みです。また、北海道の上空1500m付近に3℃以下の寒気が南下し始め、山間部では雪の積もるところがあるかもしれません。

■西・東日本
期間前半は秋雨前線の影響で引き続き雲が広がりやすく、西日本の太平洋側を中心に降水量は平年より多くなる見込みです。期間後半の10月下旬頃からは大陸からの乾いた空気が優勢となり、秋晴れとなる日が多くなりそうです。

■沖縄・奄美
台風の通過で立て続けに荒れた天気に見舞われましたが、向こう1ヶ月は平年と同様に晴れる日が多く、降水量は平年並みとなる見込みです。

(みやっち)

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