西日本を横断中の台風14号は夜までには東海沖に進み温帯低気圧に変わるでしょう。一方、別の低気圧が前線を伴い東北北部を通過する見込みです。このため、西日本は次第に天気が回復しますが、東～北日本では広い範囲で雨となり、沿岸部を中心に風雨が強まりそうです。急な激しい雨や落雷、突風などに注意するとともに、北海道と関東南部～東海地方の太平洋側では大雨にも警戒・注意が必要です。
9/18（土）09時の予想天気図
北海道から九州にかけての沿岸部では広い範囲で風がやや強く吹き、海上は太平洋側を中心に波が高いでしょう。特に台風の進路上ではしける見込みです。海のレジャーや船舶はご注意ください。
海上の風と波の予想09時
北海道では日中の気温が昨日ほど上がらず、20℃を割り込む所が多いでしょう。風が冷たく感じられそうです。他は昨日と同じ位まで気温が上がり、東北から関東では25℃前後、九州や四国では30℃前後の予想で湿度も高く蒸し暑くなるでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
朝から広く雨雲に覆われ一時雷を伴い激しく降る所もありそうです。午後は日本海側の地方から雨は上がりますが、太平洋側では雨が降り続き、大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などにご注意ください。
降水分布予想09・18時
北海道は最高気温が20℃を下回る所が大部分で、旭川や帯広などでは16℃と10月上旬並みの肌寒さでしょう。東北は北部で23℃～24℃、南部では25℃～26℃位の予想です。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
広い範囲で雨となり、雷を伴い一時激しく降る所があるでしょう。関東から東海にかけての太平洋側では大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などにも警戒が必要です。午後は東海地方から天気が回復しますが、関東周辺では夜に入っても雨が残りそうです。一方、小笠原諸島は高気圧に覆われ晴れるでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、関東甲信から東海では25℃～27℃、北陸では27℃～29℃の予想です。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
九州は朝の内には雨が上がって南部から晴れ間が広がるでしょう。四国・中国・近畿地方も日中は天気が回復に向かいますが、日本海側では雲が広がりやすく、所々で雨が残る見込みです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、近畿と中国地方では25℃～29℃、九州と四国では27℃以上で太平洋側では30℃～33℃まで上がる予想です。湿度も高く熱が体にこもりやすいため熱中症に注意が必要です。激しい運動は控え、室内ではエアコンなどを使用し涼しい環境でお過ごしください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
高気圧に覆われ概ね晴れるでしょう。沖縄本島では午前中まで雨のぱらつく可能性もありますが、広い範囲で天気が大きく崩れることはない見込みです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は31℃～32℃の予想で、厳しい残暑が続きそうです。健康管理にご注意ください。
（気象予報士：むらさめ）
