8月に入り台風量産 荒天や猛暑に警戒を

先月は7月として統計開始史上初めて台風が発生しませんでしたが、8月に入ってから南海上で台風や熱帯低気圧(台風の卵)が量産されています。

台風5号は今夜には対馬海峡から日本海へ進む見通しで、九州北部は今夜のはじめ頃にかけて暴風や高波に警戒が必要です。また、沖縄や西日本、東海地方は湿った空気の影響で局地的に雨雲が発達し、雷を伴って激しく降るところがあるでしょう。四国地方の太平洋側では断続的に雨雲がかかり続け、雨量が多くなる見込みです。

10日(月)21時の予想天気図

また、北海道も前線や湿った空気の影響で雨雲が広がっています。あす11日(火)は台風5号から変わる温帯低気圧が通過する見込みで、日本海側を中心に再び雨や風が強まり、大雨となるおそれがあります。土砂災害や浸水などに警戒してください。

なお、10日(月)正午に南シナ海で台風6号が発生し、台湾海峡へ向かって北上しています。また、小笠原諸島付近を西寄りに進んでいる熱帯低気圧も今後台風に発達する見通しで、今後の動向に注意が必要です。

◆お盆にかけて危険な暑さ続く

日本列島は暖かな空気に覆われており、強い日差しも加わって今日は岐阜県多治見市で38.6℃、富山市で38.4℃、大阪府八尾市で38.2℃(観測史上1位)を観測するなど各地で命に関わる危険な暑さとなっています。また、今年最多となる全国170地点以上で35℃以上の猛暑日となりました。

今週は太平洋高気圧の勢力が最盛期を迎え、各地で危険な暑さが続く見通しです。炎天下の外出や屋外活動はできるだけ控え、こまめに水分補給するなど熱中症対策をしっかりと行いましょう。





シェア!