霜は、降ってきているのではなく!?
11月は旧暦では「霜月(しもつき)」と呼ばれます。こう呼ばれるようになったのには様々ないわれがありますが、霜が降りる季節になったんだな、と季節を感じる言葉でもありますよね。
この「霜」ですが、みなさん「霜」ってどんなイメージですか? 窓の外を見ると薄っすら白くて凍ったような感じ。でも雪じゃない、ってことは…霜? 私は、霜って降ってくるものだと思ってたんですが、どうやら違うみたいで、いつものようにささやん予報士に聞いてみました!
「霜」は気温の低下により空気中の水蒸気が水にならずに昇華して氷の結晶となって付着したもの、だそうです!じゃあ、霜は「降らないのか」というと、その「降る・降らない」の定義にするとややこしいので、図にしてみました。
どこでできたか、というより生成過程がまるで違う!?
雪も霜も水分が凍って「結晶化」したものですが、これが空でできたか、地上の空気中でできたかによって呼び方が変わるんですね。でも、雲の定義ってもっといろいろな要素があるので、あくまでざっくり私(けいのっち=素人)レベルでわかりやすく、という範囲ではありますが。
ついでに「霜柱(しもばしら)」は、地中の水分が地上に染み出て結晶化したもの、になるそうです。あのザクザクした感触が好きで、霜柱を見つけたら駆け寄ってザクザクしていた私ですが、こう考えてみるともっと心をこめて(?)ザクザクしようと思いました。(笑)
ちなみに霜がおりやすい条件はこちら
■気温が4℃以下であること
えー!0℃じゃなくていいの??? 気温の計測は地上150cm程度のところでされているため、「気温4℃」だと地面付近はもっと低い可能性があるそうです。
■風が弱いこと
意外。風が吹いているほうが寒そうなのに。でもこの風が空気をかき回す役目をになって、地面付近の気温を氷点下になりにくくすることもあるとか。
■前夜の天気が晴れであること
雲があると蓋の役割をしてくれて暖かい空気が逃げないそうです。つまり「蓋がない晴れた日は暖かい空気が逃げていくので冷える」ってことですね。
「暖かい飲み物の入ったマグカップをイメージするとわかりやすいよ!」byさーちゃん予報士
これは「放射冷却」と呼ぶそうです。
■湿度が高いこと
これはわかります!霜は水分の結晶ですからね~。空気中の水分が多くないとできにくい、というのは納得です。
木枯らし1号が東京でも吹いたし、11月も後半に突入、さらに寒くなりそうです。初霜はいつかな~。
こんにちは。けいのっちです。
結構中学生ぐらいまでザクザクやってました。(学校の前の道が畑だったのでその端っこは土で絶好のザクザクポイントでした)
ザクザクしていい年齢っていつまでなんだろうなー。
というのは余談ですが、(これも余談かな?)
「放射冷却」知っていましたか?小学生の理科の授業でも習うそうです。しかし私は身に覚えがなく…
今日の夜の食卓で家族に「放射冷却って知ってる?」アンケートを開催しようかと思います!