残暑厳しく、秋の訪れはゆっくり

九州~東北地方は先日から続く日照不足により農作物への影響が出ており、夏野菜が高騰しています。

ただ、8月からは全国的に夏空が広がり、強い日差しが照りつけるでしょう。また、9月にかけて厳しい残暑が続き、10月の秋の訪れもゆっくりとなりそうです。

平均気温の傾向(8~10月)

この先3ヶ月(8~10月)は太平洋高気圧が日本付近への張り出しを強め、全国的に暖かい空気に覆われやすい見込みです。そのため、3ヶ月間の平均気温は北日本で平年並みか高く、西・東日本や沖縄・奄美地方で平年より高くなるでしょう。特に9月は平年に比べて気温が高くなりますので、厳しい残暑に注意が必要です。

降水量の傾向(8~10月)

向こう3ヶ月の降水量は南からの湿った空気の影響を受けやすい沖縄・奄美地方で平年並みか多く、そのほかの地域は平年並みとなりそうです。

まもなく梅雨が終わる見通しで、本格的な台風シーズンを迎えます。今年の台風発生数は7月23日現在、2個と平年に比べると少ないですが、8、9月は一年で最も台風の発生数が多くなる期間にあたります。過去5年間の台風発生数を見てみると、7月初めまで台風が発生しなかった2016年は8、9月に次々と台風が発生し、上陸数は統計開始以降、2004年の10個に次いで2番目に多い6個を記録しました。2016年と今年は気象状況が少し異なっていますが、これらの時期は台風への備えをしっかりとなさってください。

過去5年間の台風発生数(参考:気象庁)

(きっしー)

 

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