ミザール（Mizar）
ミザール（Mizar）は、おおぐま座の2等星です。北斗七星を形作る星のひとつで、ひしゃくの形の柄の側から2番目の位置にある星です。
このミザールのすぐ近くには4等星のアルコルがあり、肉眼で見えるペアの星として有名です。このふたつの星は視力の良い人であれば簡単に見分けられるので、古には視力の検査に使われていたとも言われています。また、漫画の「北斗の拳」に死兆星として登場したことで、その名前でもよく知られています（ただし、その名前は漫画での創作です）。
ミザールとアルコルは共通の重心を公転しあう連星系であることが最近になってわかりましたが、実はミザールもアルコルもそれぞれがさらに連星系で、さらにはその連星系をなすミザールAとミザールBもそれぞれがさらに連星系をなしていることがわかっています。つまり、全部で6つの恒星からなる連星系なのです。
credit: Thomas Bresson
望遠鏡で拡大して撮影した画像。左下にくっついて見える星がミザールAとミザールB、右上の星がアルコル。
こんにちは。けいのっちです。
星座ってひとつの星はひとつの星座にしか入らないものだと思っていましたが、それは私の勝手な妄想だったようです。
「連星系」なんて言葉初めて聞きました。
