暖冬予想 エルニーニョ現象も過去最大の強さ

今年の春から続いているエルニーニョ現象は、9月以降、過去最大の強さとなっています。9月の実況値では、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は+4.0℃を記録し、1949年以降で最も高かった1997年12月の+3.6℃を上回りました。今後も冬にかけて、エルニーニョ現象は過去最大の強さを維持し、寒気の影響も受けにくいことから、暖冬傾向になる可能性が高い状況です。秋の平均気温も平年を上回る見込みで、平野部を中心に紅葉の見頃は例年より遅めとなりそうです。

平均気温の傾向(11月~1月)

向こう3ヶ月(11月~1月)は、地球温暖化やエルニーニョ現象の影響により、大気全体の温度は高い状態が続く見込みです。また、シベリア高気圧の勢力は平年並みである一方、アリューシャン低気圧は西側で弱いでしょう。日本付近では冬型の気圧配置が弱く寒気の影響を受けにくいため、平均気温は全国で平年より高い予想です。

降水量の傾向(11月~1月)

向こう3ヶ月(11月~1月)にかけて、上空の偏西風はユーラシア大陸を中心に平年より南を流れやすく、日本付近でもやや南を流れ、その強さは弱いと予想されています。また、日本付近は南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすく、低気圧の影響を受けやすいでしょう。季節風の影響も小さいため、降水量は東日本太平洋側や西日本、沖縄・奄美で平年より多く、北日本太平洋側では平年並みか多い予想です。

一方、北日本日本海側の降雪量は平年並みか少ない見込みです。ただ、一時的に強い寒気が入る可能性もあるため、日本海側の地域を中心に大雪に注意が必要です。

(担当:りょた)

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