季節外れの暖かさと長雨

記録的な暖冬で経済活動にも大きな影響が出ている今年の冬。本州の南海上には早くも季節を分ける前線が現れて西・東日本は来週にかけて曇りや雨の日が多くなりそうです。

きょう23日(木)は前線を伴った低気圧が本州付近を東進し、西日本には暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部を中心にまとまった雨。長崎県平戸市では未明に1時間に30ミリの激しい雨を観測しました。

24日(金)09時の予想天気図↑南海上に前線が停滞

各地の週末の天気

◆北日本
24日(金)から25日(土)にかけて冬型の気圧配置となり、北海道の上空1,500m付近に-18℃以下の強い寒気が流れ込む見込みです。北海道日本海側は雪が降り、北よりの風も強まるため、暴風やふぶきに注意が必要です。26日(日)は冬型の気圧配置は次第に緩み、天気は回復へ向かうでしょう。東北地方や北海道の太平洋側は週末にかけて晴れが続きますが、この時期らしい厳しい寒さが戻ります。防寒対策をしてお過ごしください。

◆東日本
北陸地方は24日(金)はしぐれた天気となりますが、土・日曜日は晴れ間が広がり、お出かけ日和となるでしょう。関東甲信や東海地方は金・土曜日はおおむね晴れて洗濯物が片付けられそうです。ただ、26日(日)以降は前線や低気圧の影響で冷たい雨となり、関東甲信地方の平野部でも雪が降る可能性があります。最新の気象情報を確認するようにしてください。

◆西日本
24日(金)は瀬戸内地域や近畿地方で晴れ間が広がる見込みですが、そのほかの地域はすっきりしない天気が続き、九州地方は週末にかけて傘が活躍するでしょう。26日(日)は西から雨雲が広がり、九州~近畿地方の広範囲で雨が降る見込みです。来週にかけて気温は平年より高めに経過する見込みですが、雨に濡れて風邪などひかないようにしましょう。

◆沖縄・奄美地方
25日(土)にかけておおむね晴れますが、26日(日)は天気が崩れて各地で傘の出番となるでしょう。27日(月)にかけて雨が降りやすく、雷を伴って雨脚が強まる可能性がありますのでご注意ください。また、週末にかけて日中は25℃前後まで気温が上がり、4月中旬~下旬並みの暖かさとなりそうです。

(みやっち)

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