冬型長続きせず 寒暖差に注意

12月に入ってから北日本を中心に断続的に寒気が流れ込んでおり、来週後半はさらに強い寒気が南下する見通しとなっています。ただ、その後は本州の東で低気圧があまり発達せず、冬型の気圧配置になりにくい状態が続きそうです。

平均気温の傾向(12/10~1/9)

向こう1ヶ月(12/10~1/9)は12月中頃に強い寒気の影響を受けるものの、期間全体では東日本と南西諸島で高温傾向となるでしょう。冬型が長続きせず寒暖の変化が大きくなる見通しですので、体調管理などにご注意ください。

降水量の傾向(12/10~1/9)

向こう1ヶ月は低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい北日本の日本海側や沖縄・奄美地方で多雨傾向となる見込みです。また、12月中頃に流れ込む強い寒気の影響で北日本の日本海側は降雪量が増えるおそれがありますので、積雪の急増や雪崩などにご注意ください。一方、北陸は気温がやや高めとなることから、平年よりも雪の日が少なくなりそうです。

(気象予報士:きっしー)

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