寒気の南下は一時的

12月7日は二十四節気の大雪(たいせつ)。平地でも雪が降り、本格的な冬が始まる頃とされています。12月早々から強い寒気に覆われて、全国的に冬本番の寒さとなっていますが、その後の季節の進みは緩やかになりそうです。

平均気温の傾向(12/3~1/2)

向こう1ヶ月(12/3~1/2)は寒気が南下しにくく、日本付近は冬型の気圧配置が強まりにくい傾向になるでしょう。そのため、関東以西では高温傾向となる見込みです。一方、北日本は寒気の影響を受けるタイミングがあり、ほぼ平年並みの気温となるでしょう。

降水量の傾向(12/3~1/2)

向こう1ヶ月の降水量は西~北日本で平年並みの見込みです。寒気の南下が弱いことから雪にはなりにくく、山陰や北陸では降雪量が平年よりも少なくなるでしょう。ただ、短い期間にまとまった降雪がある可能性がありますので、油断はせず雪への備えは万全になさってください。なお、沖縄・奄美地方は前線や低気圧の影響を受けやすく多雨傾向となる見通しです。

(気象予報士:きっしー)

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