本格的な夏空は8月から

7月23日は二十四節気の大暑(たいしょ)。1年で最も暑い頃とされていますが、実際に暑くなるのは8月からとなる見通しです。二重の高気圧により全国的に厳しい暑さとなるでしょう。

平均気温の傾向(7/23~8/22)

来週からは太平洋高気圧が勢力を強め、日本付近は暖かい空気が流れ込みやすくなる見込みです。さらに、8月中旬にはチベット高気圧も勢力を強める予想で、向こう1ヶ月(7/23~8/22)は全国的に高温傾向となるでしょう。特に東・北日本は8月初めにかけて気温がかなり高くなる可能性がありますので、熱中症や農作物の管理などにご注意ください。

降水量の傾向(7/23~8/22)

7月中は湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、西・東日本は雲の広がりやすい天気が続く見込みです。その後は太平洋高気圧の軸が本州付近に移るため、夏空が広がりやすくなるでしょう。沖縄・奄美地方は1ヶ月を通して高気圧に覆われやすいため、平年よりも晴れの日が多くなりそうです。ただ、8月は台風の発生数が多くなる時期ですので、台風が北上した場合は大雨となるおそれがあり油断はできません。

(気象予報士:きっしー)

シェア!