梅雨前線や前線上を進む低気圧の影響で、西日本では九州南部から雨の範囲が広がるでしょう。太平洋側の地方を中心に雨足が強まり、傘の手放せない一日となりそうです。夜になると東日本でも雨が降り出す見込みです。また、九州南部から沖縄、伊豆諸島にかけては大気の状態が不安定となり、短時間強雨や落雷、突風などの天気の急変に注意が必要です。一方、北日本では日中を中心に晴れ間が広がりますが、沿岸部では濃霧で見通しが悪い所があるでしょう。
6/28(月)09時の予想天気図
日中の最高気温は、昨日と同じ位の所が多いでしょう。北海道や東北の沿岸部をのぞき、全国的に夏日となり、北~東日本の内陸部や西日本では30℃近くまで上がり、湿度も高く蒸し熱く感じられそうです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
朝のうちは雲に覆われますが、日本海側の地方では昼頃から晴れ間が広がる所が多いでしょう。ただ、午後は山沿いの一部でにわか雨や雷雨がありそうです。また、沿岸部では濃い霧のため見通しが悪くなるおそれがあります。海のレジャーや車の運転などされる際は、ご注意ください。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、北海道のオホーツク海沿岸では20℃に届かず、日中も空気がひんやりと感じられるでしょう。他は内陸部を中心に25℃以上の夏日となり、旭川では28℃まで上がる予想です。東北も日本海側や内陸部を中心に30℃近くまで上がる見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
全般に雲が取れにくい一日でしょう。北陸周辺の山沿いでは午後から大気の状態が不安定となり、にわか雨や雷雨の所がありそうです。また、夜になると東海や関東でも雨の降り出す所が多くなるでしょう。お帰りの遅い方は折りたたみ傘をお持ちください。伊豆諸島では曇雨天が続き、南部から雨足が強まり、雷を伴い激しく降るおそれがあります。天気の急変にご注意ください。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、25℃以上で、甲信や東海地方では28℃~30℃まで上がる予想です。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
西日本は梅雨空が続き、九州南部では朝のうちから雨となり、雷を伴い激しく降るおそれがあります。短時間強雨、落雷、突風などの天気の急変にご注意ください。日中は太平洋側を中心に雨の範囲が広がり、傘の手放せない一日となりそうです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、26℃以上で近畿では30℃の真夏日の所もありそうです。湿度が高く蒸し暑く感じられるでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
各地とも湿った空気の影響で不安定な天気が続くでしょう。雨や曇りの天気となり、雷を伴い一時強く降るおそれがあります。特に、奄美と沖縄本島では大雨による土砂災害、低地の浸水、河川の増水などに注意が必要です。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、30℃前後の予想で湿度が高く蒸し暑いでしょう。こまめな水分補給や激しい運動を控えるなど、熱中症対策を心がけましょう。
(気象予報士:むらさめ)