3月5日は二十四節気の啓蟄（けいちつ）。冬ごもりしていた虫たちが春の陽気に誘われて穴から出てくる頃とされています。ここ数日は各地で暖かい日が続き、新潟県糸魚川市内では融雪による地滑りが発生しました。この先1ヶ月（3/6～4/5）も全国的に暖かい日が続きますので、積雪地域では融雪災害にご注意ください。
平均気温の傾向（3/6～4/5）
向こう1ヶ月は暖かい空気に覆われやすいため、全国的に高温傾向となるでしょう。特に3月中旬は南西諸島から東日本にかけて初夏を感じるような暖かさとなり、4月にかけて春物の出番が多くなりそうです。また、この暖かさにより桜の生長が進み、九州から関東の各地で開花の便りが届くかもしれません。一方、積雪地域では雪解けも進むため雪崩や洪水などの融雪災害にご注意ください。
降水量の傾向（3/6～4/5）
向こう1ヶ月は冬型の気圧配置が弱い傾向が続く見通しで、北日本の日本海側は雨や雪の日が少なくなるでしょう。一方、西・東日本の太平洋側は低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多くなりそうです。なお、南西諸島は高気圧に覆われやすいため、晴れる日が多くなるでしょう。
（気象予報士：きっしー）
