各地で豪雨の予報。具体的な雨量とその感覚とは?

4月13日は朝から各地で雨予報。低気圧が日本列島を広い範囲で覆い、かなり激しい雨が予報されています。ニュースやラジオなどでも注意を呼びかける報道がありますが「1時間に○○ミリの雨」といわれても想像がつきにくいかもしれません。雨の強さと降り方のおおよその目安について、気象庁の情報を参考に下記のようにまとめますので参考にしてください。


① 1時間の雨量(mm):10~20
雨の強さ(予報用語):やや強い雨
人が受けるイメージ:ザーザーと降る
人への影響:地面からの跳ね返りで足元が濡れる

屋内(木造住宅を想定):雨の音で話し声がよく聞き取れない

屋外の様子:地面一面に水溜りができる

② 1時間の雨量(mm):20〜30
雨の強さ(予報用語):強い雨
人が受けるイメージ:どしゃ降り
人への影響:傘を差していても濡れる
屋内(木造住宅を想定):寝ている人の半数くらいが雨に気づく
屋外の様子:地面一面に水溜りができる

車に乗っている場合:ワイパーを速くしても見づらい

③ 1時間の雨量(mm):30〜50
雨の強さ(予報用語):激しい雨
人が受けるイメージ:バケツをひっくり返したように降る。
人への影響:傘を差していても濡れる

屋内(木造住宅を想定):寝ている人の半数くらいが雨に気づく

屋外の様子:道路が川のようになる

車に乗っている場合:高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが利かなくなる。(ハイドロプレーニング現象)

④ 1時間の雨量(mm):50〜80
雨の強さ(予報用語):非常に激しい雨
人が受けるイメージ:滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
人への影響:傘は全く役に立たなくなる。

屋内(木造住宅を想定):寝ている人の半数くらいが雨に気づく。
屋外の様子:水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる。

車に乗っている場合:車の運転は危険。

⑤ 1時間の雨量(mm):80〜
雨の強さ(予報用語):猛烈な雨
人が受けるイメージ:息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感じる。
人への影響:傘は全く役に立たなくなる。
屋内(木造住宅を想定):寝ている人の半数くらいが雨に気づく。
屋外の様子:水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる。
車に乗っている場合:車の運転は危険。

■1時間に50ミリの雨とはどのような雨?

「1時間に○○ミリ」というのは、雨水が別の場所に流れることなくそのままたまる状態で(実際は色々な条件・状態が考えられますが)「1時間に雨水が50mmの高さまでたまる」規模の雨、ということになります。


このように書いてみると「へえ、たったそれっぽっち?」と思われるかもしれません。傘を広げたときの面積がおよそ1平方メートルなので、1時間傘をさして雨の中に立っていたとすると1リットルサイズの牛乳パックが50本分、傘の上に乗っかる…という感じです。これではとても傘を差し続けていられませんよね。

COVID-19(新型コロナウイルス)で、自宅にいらっしゃる方が多いと思います。いざ!というときには必要な対策ができるよう、雨の降り方にも留意してください。

参考・画像出展:気象庁HP
参考URL:リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」

(アール)

 

シェア!