夏と秋の攻防 不安定な天気続く

あす23日(金)は二十四節季の処暑。暦の上では暑さがおさまる頃とされており、夏休みもそろそろ終盤に差し掛かります。

さて、実際に夏の高気圧が南へ後退し、本州付近に季節を分ける秋雨前線が現れるようになりました。その影響で各地で激しい雨や雷雨に見舞われていますが、日本列島は少しずつクールダウンしてきており、東京都心はおよそ1ヶ月続いた熱帯夜から解放されました。

前線に伴う発達した雨雲は日本海から北陸地方に延びていますが、あす金曜日から土曜日にかけて前線は太平洋側まで南下し、日本海の前線上で発生する低気圧が北日本付近を東進する影響で、金曜日は北海道~九州の広い範囲に雨雲が広がり、北陸や東北地方、北海道の太平洋側を中心に各地で雨脚が強まる見込みです。道路の冠水や崖崩れなどに注意してください。

23日(金)朝6時の予想降水域

23日(金)21時の予想天気図

↑季節分ける前線は太平洋側に南下へ

前線通過後は天気回復し、土曜日午後は晴れ間の出るところもあるでしょう。ただ、日曜日にかけて北日本や北陸、四国、九州地方を中心に雨が降りやすく、そのほかの地域も変わりやすい天気となりそうです。お出かけの際は折り畳みの傘を持っておいた方がよいかもしれません。北日本は一足先に秋らしくなってきて朝晩は20℃を切るところも多く、日中も一枚羽織るものが必要になるでしょう。

先島諸島はあす金曜日から土曜日にかけて台風11号の影響でうねりを伴って波が高くなりますので、海岸付近には近づかないようにしましょう。

(みやっち)

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