週の前半は関東甲信で雪の所も、気温の変化にも注意

◆今週の天気のポイント
・3日(月)~5日(水)は広い範囲で雨や雪、関東甲信でも積雪する所も
・寒暖差が大きくなるため体調管理に注意

太平洋側では空気の乾燥した状態が続いています。昨日1日(土)までの30日間降水量は、関東や東北の太平洋側を中心に平年の20%以下の所が多く、大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市は2.5mmしか雨が降っていない状況です。

平年の20%以下の降水量の所も(出典:気象庁HP)

今週は、前線や低気圧の影響で空気の乾燥した状態が続いていた太平洋側でも雨や雪の降る日がある見込みです。

↓3日(月)~5日(水)の雨雲・雪雲の予想↓

週明けの3日(月)は、前線が本州の南にのびて停滞するため、西日本や東日本は広い範囲で雨が降るでしょう。東日本の山沿いを中心に雪が降り、関東の平野部でも積雪する所がある見込みです。降雪による交通障害や路面の凍結に気をつけてください。
4日(火)の日中は一旦雨や雪のやむ所もありますが、4日(火)夜~5日(水)は前線上の低気圧が通過するため、西日本から東北の広い範囲で雨や雪が降るでしょう。降水量が多く、関東北部や長野などでは大雪となる恐れもあるため、最新の気象情報を確認し雪への備えをしてください。

6日(木)~7日(金)は、冬型の気圧配置となるため西日本や東日本の太平洋側の天気は回復しますが、北陸から北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。
8日(土)は高気圧に覆われ日本海側でも晴れ間のでる所が多くなりますが、西日本や東日本の太平洋側は湿った空気の影響で雲が多くなる見込みです。

ここ数日は春の暖かさとなっていましたが、今週は気温の変化が大きくなるでしょう。
週の初めの3日(月)~4日(火)の最高気温は平年並みか平年を下回る所が多くなり、4日(火)は東京で9℃、名古屋や大阪などで10℃と真冬のような寒さとなる見込みです。冷たい雨や雪でより一層寒く感じられるため、防寒対策を万全にしてください。5日(水)~6日(木)の最高気温は平年並みか平年を上回る所が多くなりますが、7日(金)~8日(土)は再び平年を下回る所が多くなるでしょう。
気温の変化が大きくなると体調を崩しやすくなるため、十分注意をしてお過ごしください。

(気象予報士:むーらん)

シェア!