低気圧や活発な前線が日本付近を東進しています。このため、北海道から九州の広い範囲で雨が断続し、雷を伴う所があるでしょう。急な強い雨、落雷、突風などの天気の急変にご注意ください。特に九州では昼前にかけて滝のような非常に激しい雨となる所もあり、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに警戒が必要です。一方、南西諸島と小笠原諸島では高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。
9/18（金）09時の予想天気図
各地の最高気温は、本州の日本海側から九州北部にかけては昨日より低く、25℃を下回る所が多く、暑さが和らぐでしょう。一方、他の地方ではほぼ昨日と同じか高めとなり、関東から九州南部にかけての太平洋側を中心に30℃前後となり、厳しい残暑が続きそうです。湿度も高く蒸し暑い状態が続きますので、積極的な熱中症対策を心がけましょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、朝のうちから広い範囲で雨となり、昼頃にかけては南部や太平洋側の地方を中心に雨足が強まり、雷を伴う所もあるでしょう。午後は次第に天気が回復に向かいますが、日本海側では雨が残る所もありそうです。東北も北部や日本海側を中心に雨が断続するでしょう。午後から夜にかけては太平洋側や南部も雨の降り出す所が多くなりそうです。傘の手放せない一日となるでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、北海道で21℃～24℃、東北は25℃前後の所が多くなりますが、太平洋側では30℃近くまで上がる見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸と東海地方、長野県では朝のうちから雨が断続するでしょう。関東は南部で晴れ間が広がるものの、午後から所々でにわか雨や雷雨があり、変わりやすい天気となりそうです。また、沿岸部では南寄りの風が強まるでしょう。強風にもご注意ください。一方、伊豆諸島は曇りのち昼頃から時々晴れ、小笠原諸島は概ね晴れでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、北陸や岐阜県飛騨地方、長野県北部では23℃～2６℃位で暑さが和らぐ見込みです。一方、太平洋側の地方では30℃以上の地点が多く、厳しい残暑となりそうです。東京や長野では32℃と真夏並みの予想です。積極的な熱中症対策を心がけてください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
九州から中国地方にかけては、昼過ぎにかけて雨が降り続くでしょう。特に、九州北部では午前中を中心に滝のような非常に激しい雨が降るおそれがあります。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに警戒してください。四国と近畿地方も雲に覆われ、朝から夕方頃にかけて時々雨となり、雷を伴う所があるでしょう。急な激しい雨や落雷、突風などにご注意ください。天気は夕方以降、西から回復する見込みです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、近畿北部から山陰、九州北部にかけては22℃～25℃で昨日よりだいぶ涼しくなりますが、他は30℃前後まで上がり蒸し暑い一日でしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美と沖縄本島地方は概ね晴れますが、午後は時折雲が広がり所によりにわか雨があるでしょう。ただ、広い範囲で天気が大きく崩れる心配はなさそうです。先島諸島と大東島地方は、高気圧に覆われて概ね晴天が続く見込みです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、31℃～32℃位の予想で厳しい残暑が続くでしょう。体調管理にご注意ください。
（気象予報士：むらさめ）
