北海道は台風第5号から変わる低気圧の接近により、午後から夜を中心に風雨が強まり荒れた天気となるでしょう。道北を中心に警報級の大雨に警戒し強風に注意が必要です。また、日本海側の沿岸部では高波に注意してください。沖縄・九州から東海にかけては湿った空気の影響で雲に覆われやすく、九州・四国を中心に雨が断続するでしょう。一方、関東・北陸から東北にかけては晴れ間の広がる所が多いですが、午後は大気の状態が不安定となり、内陸部や山沿いの所々で夕立がありそうです。急な天気の変化に注意してください。
8/11(火)09時の予想天気図
海上の風と波の予想15時
日中の最高気温は、西~東日本では昨日と同じくらい、北日本では昨日を上回る所が多く、北海道も30℃以上の真夏日となる地点が多くなりそうです。特に内陸部では全国的に35℃以上の猛暑日となる地点が増える予想です。危険なほどの暑さとなりますので、激しい運動や暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、積極的な熱中症対策を心がけましょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道では道北と日本海側の地方を中心に雨が断続し、午後から夜をピークに非常に強い風が吹くでしょう。特に宗谷地方では警報級の雨による土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水に警戒が必要です。東北は北部で雲が広がりやすく、午後は日本海側の山沿いの一部でにわか雨や雷雨がありそうです。一方、南部は概ね晴れるでしょう。
降水分布予想09・18時
低気圧や前線に向かい南寄りの暖かい風が流れ込むために、北海道の太平洋側をのぞき広く最高気温が30℃以上の真夏日となるでしょう。内陸部では35℃以上の猛暑日となる地点もありそうです。無理をせず、暑さを避ける体調管理を心がけましょう。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
関東甲信と北陸は概ね晴れますが、午後は山沿いを中心に夕立がありそうです。東海地方は雲が広がりやすく所々で雨となるでしょう。小笠原諸島も朝のうちまで雨で、雷を伴い激しく降るおそれがあります。急な強い雨や落雷、突風などにご注意ください。日中は次第に晴れ間が広がるでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、沿岸部の一部を除き35℃以上の息苦しさを覚えるような猛暑となる予想です。激しい運動や暑さを出来るだけ避け、こまめに水分を補給するなど、積極的な熱中症対策を心がけてください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
中国や近畿では日の差す時間もありますが、湿った空気の影響で全般に雲に覆われやすく、九州の東シナ海側や四国の太平洋側を中心に雨が断続するでしょう。また、午後は大気の状態が不安定となり、内陸部や山沿いの所々で夕立がありそうです。各地で変わりやすい天気にご注意ください。
降水分布予想09・18時
日中は各地で30℃以上の真夏日となり、暑さが厳しいでしょう。近畿や瀬戸内側の地方では35℃の猛暑日となる所もありそうです。湿度もあるため汗が乾きにくく熱中症になりやすい気象状態が続く見込みです。激しい運動を避け、水分をこまめに補給するなど熱中症対策を心がけてください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
湿った空気の影響により各地で雲が広がりやすいでしょう。沖縄本島では朝のうちまで、奄美と八重山地方では昼頃にかけて時々雨となり雷を伴う所がありそうです。大東島地方は曇り時々晴れ、沖縄本島と宮古島地方では昼頃から日の差す時間もある見込みです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、32℃~33℃位の予想で、厳しい暑さとなりそうです。
(気象予報士:むらさめ)