低気圧が急速に発達しながら北海道に近づいています。今日は、北日本から北陸にかけて雨となり、西寄りの風が非常に強まって、海上はしけ～大しけとなるでしょう。沿岸部を中心に暴風や高波に厳重な警戒が必要です。また、日本海側を中心に大気の状態が不安定となるため、落雷や突風など天気の急変にも注意してください。西日本と東日本の太平洋側では概ね晴れますが、西～北西の風がやや強いでしょう。
3/20（金）09時の予想天気図
海上の風と波の予想09時
日中の最高気温は昨日より低くなる所が多いですが、引き続き全国的に平年を上回り、北日本も10℃前後まで上がる見込みです。積雪が残っている地域では融雪によるなだれ、河川の増水などにご注意ください。関東から西の太平洋側では20℃近くとなる所もあり、春本番の陽気が続くでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
道東と東北の太平洋側では日の差す所もありますが、日本海側を中心に風雨が強い状態が続き、雷を伴うおそれがあります。落雷や突風など天気の急変にご注意ください。日中は標高の高い山から次第に雪に変わるでしょう。また、沿岸部を中心に警報級の強い西よりの風が吹き大荒れとなりますので、不要不急の外出は避けるのがよさそうです。交通障害の発生するおそれもありますので、お出かけの方は事前にお使いの交通機関の情報をチェックし、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道と東北北部では8℃～10℃、東北南部では11℃～13℃位まで上がるでしょう。積雪のある地域では融雪なだれや河川の増水などにもご注意ください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸周辺では風雨が強く、昼過ぎにかけては雷を伴い激しく降るおそれがあります。標高の高い山では雪となるでしょう。また、警報級の強い西寄りの風が吹き、海上は大しけとなりますので、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。雨は午後以降、西部から次第に上がり天気は回復する見込みです。その他の地方では、太平洋側を中心に概ね晴れますが、小笠原諸島では雲が多くにわか雨の所がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。
雨雪分布予想09時
降水分布予想18時
日中の最高気温は、北陸と長野県では11℃～13℃位、太平洋側の地方では15℃以上となり、関東や山梨、静岡では17℃～19℃まで上がり、空気が乾くでしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
太平洋側を中心に高気圧に覆われてよく晴れるでしょう。近畿北部から山陰では、はじめ雲が広がりやすく朝のうちまで雨が残る所がありますが、日中は天気が回復する見込みです。
雨雪分布予想09時
降水分布予想18時
日中の最高気温は、15℃前後の所が多く、九州南部から四国の太平洋側にかけては18℃～19℃位まで上がる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美地方は一日を通して晴れ、沖縄は雲が多く、先島諸島と大東島地方では朝のうちまで雨が残る所がありそうです。沖縄本島では昼頃から天気は回復し、晴れるでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は20℃、沖縄は21℃～23℃位の見込みです。
（むらさめ）
