【12/26 朝イチ!】北日本と北陸では暴風雪・高波に要警戒!

今日は猛烈に発達した低気圧がオホーツク海で動きが遅くなり、北日本上空には真冬の寒気が流れ込んで、冬型の気圧配置が強まる見込みです。北日本と北陸では暴風雪や高波に警戒が必要です。一方、東日本から西日本の太平洋側では晴れる所が多くなりますが、東海や近畿では雲が広がりやすく一時雨の所がありそうです。

12/26(火)09時の予想天気図

最高気温は、北日本と北陸で平年を下回り、特に北海道では最高気温が0℃未満の真冬日となるでしょう。東日本と西日本の太平洋側では10℃前後の所が多い見込みです。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道は、函館や札幌・稚内など日本海側や北部を中心に雪となり、季節風が強くふぶくでしょう。一方、帯広や釧路など道東の太平洋側では概ね晴れそうです。東北も、青森や秋田・山形など北部と日本海側を中心に雪となり山間部を中心に大雪となるおそれがあります。沿岸部では大気の状態が不安定となるので落雷や突風、あられ等にご注意ください。南部の太平洋側は変わりやすい天気で、仙台や福島でもにわか雨やにわか雪がありそうです。季節風が強いので、フード付きのコートがあれば便利でしょう。なお、北海道周辺海域と東北の日本海沿岸ではしけ~大しけが続く見込みです。船舶は警戒してください。

09時の風と波の予想

日中の最高気温は、北海道では真冬日の所が多く、文字通り凍てつく寒さとなりそうです。旭川・稚内-4℃、函館・札幌・帯広-3℃、釧路1℃の予想です。路面の凍結が予想されますので、自動車の運転や歩行は慎重に。東北でも北部は0℃前後と厳しい寒さとなるでしょう。青森-1℃、秋田1℃の見込みです。南部は5℃前後で、福島5℃、仙台6℃でしょう。

 

【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)

北陸では次第に上空(特に下層)の寒気が強まり、山間部から雨から雪に変わるでしょう。海岸平野部では気圧の谷(JPCZ)の影響を受け、雷や突風、あられを伴う可能性がありますので天気の急変にご注意ください。内陸の岐阜・長野や愛知でも雲が広がりやすく、一時雨か雪の所があるでしょう。一方、関東や山梨・静岡では乾燥した冬晴れとなりそうです。

15時の降水予想

日中の最高気温は、北陸と長野では5℃前後の所が多く、平年を1~2℃下回るでしょう。長野4℃、松本・金沢・新潟6℃の予想です。関東では、東京・千葉で12℃、横浜・さいたま13℃、東海では岐阜8℃、名古屋9℃、静岡では13℃の見込みです。

 

【西日本】(九州・中国・四国・近畿)

宮崎や高知など太平洋側の一部地域では晴れますが、全般に雲が広がりやすく、次第に下層の寒気が強まるため山陰や福岡など日本海側を中心に雨が降る見込みです。山地では雪となるでしょう。

03時の衛星画像

日中の最高気温は、山陰では平年を1~2℃下回り、鳥取7℃、松江8℃の見込みです。他は、10℃前後の所が多く、京都・広島・福岡9℃、大阪・長崎10℃、高知・鹿児島11℃の予想です。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

はじめ晴れ間がある所もありますが、次第に寒気の影響を受け曇りとなるでしょう。先島諸島周辺の海上では波が高い状態が続きそうです。船舶や海のレジャーは注意して下さい。

各地の天気と気温

 

日中の最高気温は、奄美で17℃、那覇20℃、宮古島21℃の予想です。


今日のヒトコト:北日本と北陸では、吹雪や地吹雪、高波による交通障害に要警戒

むらさめです。

オホーツク海には猛烈に発達した低気圧が停滞しており、北日本周辺では等圧線の間隔が狭く非常に強い風が吹いています。また、北日本上空には真冬の寒気が流れ込んでいます。北日本と北陸では、暴風や高波、吹雪や地吹雪による交通障害に厳重な警戒が必要です。鉄道や日本海の長距離フェリーでは、すでに運休や欠航の出ている路線があり、高速道路では吹雪による通行止めとなる区間が出ています。航空便も遅延や行先変更、欠航の可能性があります。お出かけの際は、交通情報のチェックをお忘れなく!

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