異例の早さで梅雨明け 北日本は大雨警戒

6月28日(火)に九州北部、中国、四国、近畿、北陸地方の梅雨明けが発表されました。いずれも1951年に統計を始めてから最も早い梅雨明けで、6月の梅雨明けは初めてです。先週から厳しい暑さが始まり、熱中症により救急搬送される方が増えています。冷房を適切に使用し、こまめに水分・塩分補給を行いましょう。

一方、北日本は低気圧や前線による雨雲の通り道となっており、山形県新庄市で48時間降水量(6月26~27日)がおよそ200ミリに達するなど、6月としては記録的な大雨となっているところがあります。

今夜21時の予想天気図

↑低気圧や前線に向かって暖湿な空気が流入

28日(火)正午現在、活発な雨雲は東北北部や北海道の渡島半島に流れ込んでおり、青森県や秋田県を中心に土砂災害の危険度が高まっている地域があります。あす29日(水)にかけて雨雲は北上する見込みで、北海道を中心に大雨となるおそれがあります。土砂災害や川の増水や氾濫、低い土地の浸水などに警戒をしてください。

最新の雨雲の動きは雨レーダーでご確認ください。

(気象予報士:みやっち)

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