東京タワー「衣替え」の真実!
今年は雨が多くて日照時間も少なくて、でもいつまでも暑かったり急に寒くなったり、衣替えのタイミングがつかめなくて参っちゃいますよね。
衣替えといえば、制服ってイメージですが、東京タワーも夏・冬で「衣替え」しているということを、みなさんご存知でしょうか。
そうです、夏は白っぽくシャープな感じ、冬はオレンジ色の温かい感じに「衣替え」していたんです。
↑キリッとクールな印象の夏バージョン
(C)TOKYO TOWER
↑オレンジ色がマイルドで幻想的な冬バージョン
(C)TOKYO TOWER
どちらもキレイ!なんですが!なんと、この衣替えがオドロキなんです。
やっぱり東京タワーってすごい!この事実をご紹介したいと思います。
うそ!全部「手作業」、しかも一日で??
東京タワーは180灯の「ランドマークライト」と、276台の「ダイヤモンドヴェール」という2種類のランプでライトアップされていますが、注目すべきはランドマークライト。夏と冬で東京タワーの表情を変えている大きなランプで冬バージョンは「高圧ナトリウムランプ」、夏バージョンは「メタルハライドランプ」を使用していて、180灯全てのランプを手作業で交換しているとのこと!えー!手作業で!? それは大変!それっていったいどれくらい時間がかかるものなんでしょう…?
「天気が良ければ朝9時から交換作業がスタートし、その日の点灯時間前には終わります。冬バージョンは10/2-7/6、夏バージョンは7/7-10/1と予定は決まっているものの、天気により変更が余儀なくされるのだそうです」(日本電波塔株式会社さん談)
東京タワーの衣替えは30周年記念からスタートした!
手作業で!というのもオドロキでしたが、その歴史はというと…?
「東京タワーのライトアップがスタートしたのは1989年1月1日です。この年は東京タワー開業30周年にあたり、この年に夏バージョンを施しました。提案したのは当時の東京タワー社長で、照明デザイナーの石井幹子さんがデザインを考えてくださいました。実施する前の協議の中で夏用・冬用があると変化があり、見る人に季節の流れがわかるようにと2種類のライトアップを考えました。現在のライトアップになる前はタワーの輪郭を光の点描で写し出すいわゆる、イルミネーションでした」(日本電波塔株式会社さん談)
へえ~、そうだったんですね!1989年からというと27年前。てことは、私(けいのっち)はまだ産まれてない!!
土曜の夜は東京タワーに注目!
276台ある「ダイヤモンドヴェール」のほうは7色の光をコンピュータプログラムで制御して演出することができ、様々な表情を見せてくれる東京タワー。満月の夜などはお月様がよく見えるように半分だけの点灯になっていたりと、なんとも粋な計らいをしてくださっているんです。
これから更に寒くなってくると、空気が澄んでより夜景が見えやすい季節になります。美しくライトアップされた東京タワーを見るもよし、東京タワーから都内の夜景を眺めるもよし。基本的に毎週土曜日」だけの2時間限定ダイヤモンドヴェール(20:00-22:00)もあるので、週末には東京タワーを意識して見てみると良いかもしれませんね。
↑特別な期間にはこんなカラフルな姿になることをご存知でしたか?
(C)TOKYO TOWER
↑乳がん早期発見啓発キャンペーン
↑FULL CONTROL TOKYO
など、各種啓蒙活動にも一役買っている東京タワー
今回取材協力いただいたのは日本電波塔株式会社さん。実は東京タワーではこんなかわいいものも売っているのです。見た瞬間に購入決定しました!笑
会社名も「おお~!」って感じですよね。東京タワーって観光名所のイメージが強よかったですし、あまりよく見たことはなかったけれど
これからはちょくちょくライトアップが変わる様を見たいなあと思いました。
次はライフレンジャーメンバーみんなで夜に大人の遠足に行ってもいいかもしれないですね!
けいのっちです。前に「ルナルナ」の部署にいたことはお話しましたが、
昨年ルナルナでピンクリボン運動の企画を担当した際に東京タワーのライトアップが変わることを知りました。
それだけで東京タワーのライトアップについてはちょっと知っている気持ちでいましたが、やっぱりまだまだですね。
これからもたくさんのことを吸収していきたいです!