【3.11特集】東日本大震災から8年。今あらためて「震災対策」を考える

あれから、8年。2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年の月日が経過しました。復旧や復興が進む中でも、震災時のつめ跡は今なお残っており、この間にも何度か震度6を超える大きな地震が発生しています。昨年(2018年)は、猛暑や豪雨・台風など、極端な気象状況による被害も大きく、多くの尊い命が犠牲になっています。地震も自然に起こる現象の一つですが、私たちは「自然災害」からどのように身を守ればよいのでしょうか。

身を守るには技術も必要です。そこで、2019年2月7日~8日に横浜で開催された「第23回 震災対策技術展」~自然災害対策技術展~で、最新の「備え」を見学してきました。

■震災対策技術展とは

~経験と最新技術を融合し、日本の防災を推進~と銘打って開催された今回の技術展は、2日間で来場者が19,000人を超えるほどの規模でした。(同時開催の「第10回 振動技術展」来場者含む)

災害への「備え」と「対応」のテクノロジーの最新情報が得られるとあって、関心が高かったものと思われます。会場内では各企業の技術が展示されており、どのブースにも多くの人が熱心に技術者やデモンストレーターの話を聞いていました。

「AIやSNSなどの新技術の活用」など、時代に合った手段や技術の目覚しい発展がみられます。防災専用のアプリやシステムなど「情報を伝える」手段としての技術の進化も感じることができました。

被災した後に使うアイテムも進化しています。頭部を守る防災キャップや、車内で缶詰になった状態ですばやく脱出するためのツール、超薄型の携帯トイレ、工具が一切要らない簡易トイレなど、これまでの経験から生まれたと推測できる技術や工夫が多く見られました。

モノだけではありません。災害時に食べる「食料」も大きな進化をしています。次回はこの「食料」の進化についてレポートします。

■2019年の3.11特集ラインナップ

テーマ 1 進化する「非常食」
テーマ 2 首都直下地震~今後の震災に向けてどのように備えるべきか
テーマ 3 「耐震化」を考える
テーマ 4 地震が起きたときに「とるべき行動まとめ」

2019年のライフレンジャー「3.11特集」は、上記4つのテーマでお届けします。

(アール)

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