【天体観測】金星×木星と月の共演を愛でましょう

冬の夜空は空気が澄んで、天体観測しやすい時期。日が落ちるとかなり冷えますが、クリアな夜空を見上げてみましょう。今の時期は太陽系の星たち・木星と金星が美しく輝き、その近くを細い月が通ります。

今月の初め頃、例えば元旦の初日の出を楽しみに空を見上げた人の目に、金星と木星、新月前の月が見えたと思います。その後、金星は高度を下げて22日~23日に木星と最も近づきます。

そしてさらに月末には、この2つの惑星に細い月が近づく様子が見られます。一夜ごとに、月と木星・金星の位置関係の変化が観察できるチャンスです。

月の満ち欠けは約1ヶ月。惑星との接近もたびたび見られる現象ですが、その時々で位置関係や時間帯、月の形の違いなどいろいろに変化します。このような違いに着目するのも、天体観測の楽しみの一つかもしれないですね。

日暮れ時に見られる空の色のグラデーションも素晴らしいです。富士山が影になって見えることもしばしば。空が美しく見られるこの季節、今しか見られない絶景を楽しんでくださいね。ただ、明け方や夜はかなり冷えますので防寒対策はしっかりと!

(アール)

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