台風1号 過去2番目の遅さ

今年はこれまで台風がひとつも発生していませんでしたが、3日9時にカロリン諸島近海で台風1号が発生しました。
過去最も発生が遅かったのは1998年7月9日で、この時も今年同様にエルニーニョ現象が終息に向かっていました。
フィリピン東海上やインドネシア近海で高気圧が強まることにより対流が抑制され、台風が発生できなかったためです。
今年はそれに次ぐ歴代2番目に遅く発生した台風ということになります。
ちなみに1998年は発生数も16個と少なめになりました。

進路は高気圧の勢力次第

進路は高気圧の勢力次第

気になる台風1号の進路ですが、しばらく北西に進み、6日ころに沖縄地方に接近し影響を及ぼす可能性があります。
また台風と前線がコラボした場合は災害級の大雨をもたらすことが多く、大雨で地盤が緩む地域などからすると嫌な存在となるかもしれません。
しかし、悪い面だけではなく台風ひとつでダムの貯水率が一気に回復することもあって一長一短あるものです。

(2016年7月3日 10:00更新)


iwamoto_winter

がんちゃんです。

台風は大雨や暴風をもたらすだけでなく、台風がお隣りさんの高気圧を強める働きがあって、日本列島に猛暑をもたらすこともあります。7月は全国的に多雨、8月は西日本で高温少雨の傾向が予測されていますが、今年の夏の命運は台風が握っていると言っても過言ではありません。

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ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。