この先、冬にかけてラニーニャ現象(日本付近では冬の寒さが厳しくなる傾向がある)が発生する可能性が高くなっています。今年の冬は西日本を中心に厳しい寒さとなるかもしれません。
向こう3ヶ月(11~1月)は日本付近を流れる偏西風が平年より南に蛇行する見通しで、西日本を中心に寒気が流れ込みやすくなるでしょう。特に12~1月は西日本や沖縄・奄美地方で気温が低い日が多く、ここ数年よりも厳しい寒さとなる可能性があります。東・北日本は期間を通してほぼ平年並みの気温となるでしょう。
西回りで寒気が流れ込みやすいため、向こう3ヶ月は西日本の日本海側で曇りや雨または雪の日が多くなりそうです。一方、西日本の太平洋側や沖縄・奄美地方は晴れる日が多くなるでしょう。また、北日本は低気圧の影響を受けやすい時期があるため、雨や雪の日が多くなる見込みです。その他の地域は平年と同様に日本海側ではしぐれて、太平洋側では晴れて乾燥する日が多いでしょう。
(気象予報士:きっしー)