太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱く、各地でぐずついた天気となっています。以前のように肌を刺すような日差しが照り付ける日は少なくなるものの、湿度が高くムシムシとした暑さがこの先も続きそうです。
向こう1ヶ月(8/27~9/26)は日本の東海上で太平洋高気圧の勢力が強く、本州付近には暖かい空気が流れ込みやすくなる見込みです。そのため、全国的に高温傾向で沖縄・奄美地方では9月初めにかけて気温がかなり高くなるでしょう。引き続きこまめな水分・塩分補給を行い、熱中症にご注意ください。一方、東日本や東北では8月末頃に寒気の影響を受けて一時的に低温となる日がありそうです。
向こう1ヶ月の降水量は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、全国的に多雨傾向となるでしょう。雨の降り方は周期的になる見通しですが、秋雨前線の停滞や台風の接近によってはまとまった雨となるおそれがありますので、改めて大雨災害への備えをお願いいたします。
(気象予報士:きっしー)