ラニーニャ現象が発生している影響もあり、この冬は日本付近に寒気が流れ込みやすく、特に西の地域ほど寒くなると予想されています。11月末以降は西日本や沖縄・奄美地方で寒さが強まる見通しですが、北日本は相対的に寒気の影響を受けにくく、気温の傾向が地域によって大きく異なる1ヶ月となりそうです。
向こう1ヶ月(11/13~12/12)は西から寒気が流れ込みやすく、沖縄・奄美地方では低温傾向となるでしょう。西日本もこの時期らしい気温となる日が多く、11月末頃から寒さが増す見込みです。一方、東・北日本は暖かい空気が流れ込みやすく、高温傾向となるでしょう。特に北海道では来週後半は気温がかなり高くなる予想ですので、農作物などの管理に注意が必要です。
12月になると東日本でも平年並みの気温に戻り、冬らしい寒さとなりそうです。
向こう1ヶ月は冬型の気圧配置にはなりにくいものの、低気圧の影響を受けやすいことから北陸や北日本では平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。一方、関東甲信や東海以西では晴れて小春日和の日が多くなりそうです。
(気象予報士:きっしー)