連日の大雨で佐賀県では降り始め(8/11)からの雨量が1000mmを超えている地域があり、年間降水量のおよそ半分がこの期間に降ったことになります。この先1ヶ月(8/21~9/20)は湿った空気の影響などで雨が降りやすい時期があり、また、北日本中心に厳しい残暑となりそうです。
向こう1ヶ月は太平洋高気圧が日本の南で西に張り出して南西諸島付近を覆う見込みです。また、高気圧周辺の暖かい空気が流れ込みやすいため沖縄・奄美地方や東・北日本は高温傾向となるでしょう。9月にかけて北日本中心に残暑となる見通しですので引き続き熱中症にはご注意ください。
太平洋高気圧に覆われやすい沖縄・奄美地方は晴れの日が多く、そのほかの地域は平年通りの天候となる見込みです。ただ、西・東日本の日本海側や北日本は前線や湿った空気の影響を受けて雨が降りやすい時期があるでしょう。記録的な大雨となった地域では土砂災害の危険度が高い状態が続くおそれがあり警戒が必要です。
(気象予報士:きっしー)