7月2日に平年よりも11日遅く沖縄地方で梅雨明けが発表され、本格的な夏がスタートしました。一方、本州付近は梅雨の最盛期となりますので大雨や土砂災害などに一層注意が必要になりそうです。
向こう1ヶ月(7/3~8/2)は暖かい空気が流れ込みやすい北日本では期間の前半を中心に高温傾向となるでしょう。その他の地域は平年並みとなりそうです。沖縄地方に続き奄美地方もまもなく夏本番を迎え、九州から関東甲信は7月下旬までには梅雨明けするでしょう。梅雨明け後は厳しい暑さとなる見通しですので熱中症にご注意ください。
梅雨前線は7月中頃にかけて本州付近に停滞しやすく、西日本から東北地方は曇りや雨の日が続くでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるおそれがありますので梅雨末期の大雨にご注意ください。7月後半になると太平洋高気圧の勢力が強まるため、沖縄・奄美地方に加えて関東以西でも晴れる日が増えてくる見込みです。
(気象予報士:きっしー)