お水取りが告げる春

最新の1ヶ月予報によると、この先は全国的に気温が平年よりやや高めで推移し、春への歩みは順調に進みそうです。各地の民間気象会社からも桜の開花予想が発表され始め、東京や静岡など関東南部では、例年より早く3月20日頃より前に開花する可能性があるとみられています。「お水取り」の名で知られる、奈良・東大寺の仏教修行である修二会(しゅにえ)が3月1日から始まっています。15日にかけて続くこの行事、終わる頃になると、関西に「春が来る」と言われます。二月堂の回廊に掲げられた松明の炎が夜空を照らし、火の粉が舞う光景は、長い冬の終わりを告げる風物詩です。三寒四温を繰り返しながら、空気は少しずつやわらぎ、街の桜のつぼみも日ごとに膨らんでいきます。今年は例年より少し早く、春の景色が広がっていくのかもしれません。

平均気温の傾向(3/7~4/6)

大陸の寒気が例年よりも弱く、全国的に平年並みかやや高いでしょう。寒暖の波はありますが、一雨ごとに春の足音が近づいてくる見込みです。

降水量の傾向(3/7~4/6)

全国的に高気圧に覆われて、例年よりも低気圧や前線の影響を受けにくい見込みです。降水量は西・東日本で平年を下回る見通しです。2月下旬以降の降水で、西・東日本太平洋側の水不足はいったん緩和しましたが、再び少雨の状態となる可能性があります。

(気象予報士:ファーマー)

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