3連休はにわか雨の所も お出掛けは計画的に

きょう8日(木)~あす9日(金)は、北日本の冬型の気圧配置が次第に緩む見込みです。9日(金)は北日本の雪が次第に止んで日本海側を中心に曇りの天気になるでしょう。

西・東日本では高気圧圏内になるため太平洋側を中心に晴れますが、9日(金)は甲信地方では一部でにわか雨の可能性があり、九州や山陰では日本海の低気圧から延びる気圧の谷の影響でにわか雨が降る所もあるでしょう。

10日(土)は、低気圧が東北北部から北海道(道南)付近を通過し、北陸から北海道では雨や雪が強まる見込みです。通過後は一時的に冬型の気圧配置に変わります。北日本の日本海側では雪が続き、北陸では雨やみぞれが次第に雪に変わって夜には山間部で強く降るでしょう。西・東日本の太平洋側では概ね晴れる見込みです。

11日(日)~12日(月・祝)は、本州上を気圧の谷が通過するため天気が崩れる所がある見込みです。

11日(日)は、西日本では気圧の谷が通過する影響で日本海側は一時的に雨やみぞれ、太平洋側でも一時的に雨が降るでしょう。関東では晴れ間が出ますが、にわか雨の可能性もあります。北日本では冬型の気圧配置が緩むため北陸や東北の雪は次第に止み、北海道では雪が止む所が多くなるでしょう。日中の気温は西・東日本の太平洋側では10℃を少し超える程度の所が多くなる見込みです。

12日(月・祝)は、東日本を気圧の谷が通過します。北陸や北日本の日本海側で雪が降り、関東でも一時的に雨が降り、みぞれになる可能性もありますが午後は晴れるでしょう。なお、関東沿岸部で低気圧が発生して所により雨風が強まる可能性もあります。西日本は高気圧に覆われて広く晴れて、次第に暖かい空気が入ります。日中の気温は西・東日本の太平洋側では15℃前後になるでしょう。

冬の終盤になり、今週は関東で広く雪が積もり寒く、そろそろ春が来ないかなと思うこの頃ですが、四季のある日本で意外にも『常春』と呼ばれている地域があるようです。南の島の八丈島の他、本州上では愛知県の渥美半島が周りを海に囲まれていて冬でも比較的暖かく『常春』と呼ばれているそうです。ちょっと良いなと思ってしまいますが、来週前半は高気圧が暖かい空気を運んできます。各地で気温が高くなるため、少し季節の進みを感じられそうです。

(気象予報士:ロータス)

シェア!