慰霊の日、沖縄や奄美地方は高気圧に覆われて夏空が広がっています。本州付近も前線の活動が弱まり、西日本や東海、北陸地方などで梅雨の晴れ間となっています。上空の暖気や南風の山越え気流によるフェーン現象効果も加わって朝のうちから30℃を超えて真夏日になっているところがあります。
週末からは高気圧の張り出しが強まるため、梅雨前線は日本海へ北上し、日本付近は夏の空気に覆われるでしょう。そのため、全国的に気温が上がり、この土日は関東甲信で最高気温35℃以上の猛暑日が予想されています。屋外では出来るだけ陽射しを避け、室内では適切に冷房を使用、喉が渇く前にこまめに水分補給を行うようにしてください。
25日(土)09時の予想天気図
↑土曜日にかけて低気圧や前線が通過
あす24日(金)から25日(土)にかけて日本海を東進する低気圧や前線の影響で雨の降るところが多く、北海道や九州北部などでは大雨に注意が必要です。北海道を中心に風も強まり、北日本の日本海側ではシケるところがある見込みです。強風や高波にもご注意ください。26日(日)も湿った空気の影響で九州や四国では断続的に雨が降りやすく、本州も山沿いを中心ににわか雨や雷雨がありそうです。
26日(日)09時の予想天気図
↑南海上から高気圧が張り出す
関東地方は南海上から張り出す太平洋高気圧に覆われるため、週末は晴れの時間が長いでしょう。梅雨が明けたような天気となり、内陸部を中心に気温が上がり猛烈な暑さとなるところがありそうです。
沖縄・奄美地方は週末にかけて夏空が広がりますが、26日(日)は湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降るところがあるでしょう。真夏日と熱帯夜が続く見込みです。就寝時も涼しい環境でお休みになり、就寝前と起床時にはコップ一杯の水分を摂るようにしましょう。
（気象予報士：みやっち）
