きょう17日(木)も上空の寒気の影響で東日本を中心に大気の状態が不安定となっており、にわか雨や雷雨となる所があるでしょう。あす18日(金)は日本上空の寒気が抜けるため、今週前半から続いていた不安定な天気はようやく解消しますが、間髪入れずに西から気圧の谷が近づくため、週末は全国的に天気が崩れるでしょう。
19日(土)09時の予想天気図
18日(金)は西日本を中心に、19日(土)は全国的に傘の出番となり、日本海側を中心に雨脚の強まるところもありそうです。20日(日)は北海道を中心に雨の降りやすい天気が続きますが、西・東日本は西から晴れ間が広がる見込みです。21日(月)にかけて梅雨の晴れ間となり30℃以上の真夏日となる所が多くなる見込みです。
沖縄・奄美地方は停滞する梅雨前線や湿った空気の影響で週末も梅雨空が続くでしょう。19日(土)にかけては奄美地方や沖縄本島地方を中心に、20日(日)は先島諸島を中心に雨が降りやすく、雷を伴って局地的に雨脚が強まるおそれがあります。沖縄地方は梅雨明けの平年日(6月21日頃)が近づいており、梅雨末期の大雨に注意が必要です。
また、沖縄では熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に発表される「熱中症警戒アラート」が発表されている地域があります。
総務省消防庁の速報値によると全国的に季節先取りの暑さとなった先週(6月7日~13日)7日間に熱中症により救急搬送された方が1830人に上っており、前週と比べて急増しています。こまめな水分補給と休憩、適切な冷房の使用など熱中症対策をしっかり行いましょう。
(気象予報士:みやっち)