柔らかな風が心地よい季節となりましたが、日本から遠く離れたシベリアには真冬並みの寒気が残っており、先週から北日本や北陸地方に寒気を伴った渦状の雲「寒冷渦」が度々やってきています。
寒冷渦が接近・通過すると地上と上空との温度差が大きくなるため、大気の状態が不安定となり、雷雲が発達しやすくなります。北日本や北陸地方は週末にかけて雷を伴った強い雨や雪に注意が必要です。また、関東地方も11日(土)にかけて天気は変わりやすく、夕方から夜間を中心に局地的ににわか雨や雷雨となるところがありそうです。空模様の変化に注意し、洗濯物は早めに室内に取り込んでおきましょう。
西日本は11日(土)にかけておおむね晴れる見込みですが、12日(日)は南海上を通過する低気圧の影響で沖縄・九州地方に雨雲が広がり、次第に風も強まる見通しです。13日(月)にかけて雨の降る範囲は西・東日本に広がり、雨や風が強まるおそれがありますので、今後の気象情報に留意してください。
また、この週末から来週にかけて上空の寒気が本州付近まで南下するため、全国的に平年より気温が低くなる見込みです。気象庁から沖縄・奄美地方と九州~関東甲信の各地に低温に関する早期天候情報が発表されています。農作物の管理などに注意してください。また、体調を崩さないように暖かくしてお過ごしください。
(みやっち)