今年は暖冬へ エルニーニョ現象続く

まもなく二十四節季の一つ「秋分」を迎えます。昼と夜の長さがほぼ等しくなるこの頃を境に、太陽の高さは日に日に低くなり、本格的な秋へと向かっていきます。朝夕に空を見上げると、夏らしい積乱雲に代わって、秋を代表するうろこ雲やひつじ雲が少しずつ見られるようになりました。暑い日は続いていても、空は確実に秋へと移り変わっています。最近の気温をみると、暖かい空気に覆われやすかった西日本では平年を上回りましたが、冷涼な空気に覆われやすかった北日本や、秋雨前線などの影響で曇りや雨の日が続いた東日本では平年を下回る気温となりました。

平均気温の傾向(12~2月)

今冬(12月~2月)は、引き続きエルニーニョ現象が続くとみられます。上空の偏西風は日本付近でほぼ平年の位置を流れやすく、シベリア高気圧の強さもほぼ平年並みとなるでしょう。また、アリューシャン低気圧の西への張り出しも弱い見込みです。このため、季節風が弱く、寒気の影響を受けにくいと予想されます。平均気温は、西日本と東日本、沖縄・奄美で平年より高く、北日本では平年並みか高くなる見込みです。昨冬に続き、今冬も全国的に暖冬傾向となる可能性が高いでしょう。

降水量の傾向(12~2月)

今冬(12月~2月)は、南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすく、低気圧の影響を受けやすい見込みです。そのため、降水量は東日本太平洋側や西日本、沖縄・奄美で平年より多く、北日本太平洋側では平年並みか多くなるでしょう。一方で、冬型の気圧配置も弱い影響により、北日本~西日本の日本海側では、降雪量が平年より少なくなることが見込まれます。

(担当:りょた)

シェア!