桜前線は東北へ、お花見は週の初めがおすすめ

◆今週の天気のポイント
・西・東日本ではお花見も終盤へ、桜吹雪は週初めに楽しんで。
・桜前線は東北北部を北上しそうだが、週の後半は花曇り・桜雨に…。
・引き続き気温は高め。山地では雪崩や雪解けによる洪水に注意。

今週前半は高気圧に覆われて晴れる所が多いですが、南西諸島や西・東日本の太平洋側の海上では、うねりを伴い波が高くしける海域があり、風も強いため注意が必要です。週の後半は低気圧や前線の影響で広く曇りや雨となる見込みです。

↓3日(月)~8日(土)の予想気圧配置↓

週の中ごろから曇りや雨に…

特に7日(金)ごろには、前線が通過するタイミングで雷を伴いザッと雨脚が強まる所もある見込みです。落雷や突風、急に降りだす強い雨の他、北日本を中心に強風や高波にもお気を付けください。

↓7日(金)の予想気圧配置↓

寒冷前線の通過に伴う強雨や落雷に注意

また今年は、春先から記録的な高温となっています。積雪の多い所では雪解けが早い段階で進んでいますが、北日本や標高の高い山ではまだ雪が残っている所があります。この雨によってさらに雪解けが進みますので、山地では雪崩や融雪洪水などに注意してください。

そして、この記録的な暖かさは桜の開花や満開も早めています。桜前線は東北南部まで北上しました。3月31日に山形で桜の開花の発表があり、仙台でも満開となっています。今週も暖かいため桜の開花が早まり、桜前線は東北北部まで到達しそうです。

桜前線は東北へ

桜の開花状況ですが、西日本や東日本の太平洋側では散り始めで桜吹雪となっている所が多くなっています。北陸や東北南部などでは開花・満開となっており、見ごろの桜が楽しめそうです。お花見するのならば晴れる週初めの3日(月)~4日(火)ごろがおすすめです。

気温は高め、寒暖差や花粉に注意

気温は今週もこの時期としては高めの日が続く見込みです。西日本や東日本は20℃以上の日が多く、北日本でも平年を5℃以上上回る日もあるでしょう。初夏のころの気温になる日もある見込みです。朝も強く冷え込む日は少なくなりそうですが、日中との気温差は大きいので服装を上手に選んでください。また、花粉はスギからヒノキに変わっており、今週も非常に多く飛ぶでしょう。花粉症の方にとってはまだ辛い日々が続きそうです。引き続き外出の際はメガネやマスクなどを用意し、帰宅時には部屋の中に花粉をいれない工夫をしましょう。

(気象予報士:ふぅ)

シェア!