前線が停滞、春分以降は菜種梅雨

◆今週のポイント
・春分の日以降は曇りや雨の天気
・気温は平年より高い状態が続く
・桜の開花も順調に進む、満開を迎える所も

週明け20日(月)も穏やかに晴れる所が多くなりますが、春分の日・21日(火・祝)以降は前線が停滞し、広い範囲で曇りや雨の天気が続くでしょう。

菜の花が咲く3月下旬から4月頃にかけての長雨を「菜種梅雨」と呼びますが、今週はまさしく菜種梅雨となりそうです。晴れる日は日差しを有効にお使いください。

春分の日・21日(火・祝)は西から前線が近付き、22日(水)以降は本州付近に前線がのびる見通しです。前線上には低気圧も発生し、22日(水)~23日(木)頃は西日本や東日本の太平洋側を中心に雨脚の強まる所があるでしょう。その後も週末にかけて雨が降りやすく、西日本や東日本では総雨量が多くなる恐れがあります。

北日本は21日(火・祝)も晴れ間がでますが、22日(水)以降は雲が多く、低気圧や前線が通過する23日(木)頃に雨が降る見込みです。

気温は平年よりも高い状態が続くでしょう。東日本や西日本は最高気温が20℃を超える日が多く、特に23日(木)は名古屋で26℃と5月下旬並み、東京や大阪、広島も24℃まで上がる見込みです。

北日本も季節先取りの暖かさで、札幌で15℃前後、仙台も25℃近くまで上がる日があるでしょう。雪の多く残っている地域では、雪崩や屋根からの落雪、融雪災害にご注意ください。

気温が高いということで、桜の開花も進んでいくでしょう。今年の桜前線は東京からスタートし、東海や近畿、四国、九州で続々と開花が発表されています。

東京では今週中に桜が満開を迎える可能性が高く、その他の地域も順調に咲き進んでいくでしょう。今年のお花見の計画は早めに立てておくのが良さそうです。

(気象予報士:まりー)

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