花粉の飛散がピーク、融雪や雪崩に注意

◆今週の天気のポイント
・高温傾向続く。雪解けによる洪水や浸水、雪崩や落雪に注意。
・花粉の飛散がピーク。例年より飛散量が多く万全の対策を。
・晴れる日は空気乾燥。火の取り扱いに注意。

今週は北日本から西日本にかけて気温が平年よりもかなり高い状態が続く見込みです。気象庁や各地方気象台は、高温に関する早期天候情報を発表し注意を促しています。積雪の多い所では雪解けが急速に進む恐れがあるため、雪崩や屋根からの落雪、融雪による洪水や浸水などに十分な注意が必要です。

出典:気象庁

高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報

花粉の飛散もピークを迎えており、6日(月)は、西日本や東日本のほとんどの地方で非常に多く、東北南部も多い見込みです。花粉の飛散量は天候に左右され、晴れて気温が高い日、空気が乾燥する日、風の強い日は花粉の飛散量が多くなります。今シーズンは、花粉の飛散が始まると急に量が増える傾向にあるようです。まだ花粉の飛散量が少ない北陸や東北北部などでも今週は急に花粉の量が増える可能性があるでしょう。また、今シーズンは花粉の飛散量が例年より多いと予想されています。これまで症状のでていなかった方が今年から発症する可能性もありますので、対策を立てておくと安心です。帰宅時には玄関前で花粉を払って部屋の中に入れない工夫をし、すぐにうがいや手洗いをしましょう。こまめに部屋の掃除をし、花粉を除去するようにしてください。

晴れて気温の高い日は花粉の大量飛散に注意

最高気温は、8日(水)以降、西日本や東日本では20℃前後の日が続く所が多いでしょう。東北や北陸も20℃近くまで上がり、北海道も10℃を超える日がある見込みです。北日本や北陸は平年より10℃前後も高くなる所があるでしょう。日中は4月下旬並みの春本番を思わせるような気温が続きますが、特に晴れる日は朝晩と日中の気温差が大きいため服装で工夫するなどして体調管理に注意してください。

4月下旬並みの日が多い

今週も天気は周期的に変化する見込みです。6日(月)は、関東の天気も回復傾向で、次第に各地とも晴れてくるでしょう。7日(火)~8日(水)は、北海道で雨か雪の所があるものの、東北から沖縄にかけて晴れる所が多くなる見込みです。9日(木)~10日(金)にかけて低気圧や前線の通過に伴い広く曇りや雨となりますが、11日(土)は天気が回復して晴れるでしょう。晴れる日は空気が乾燥しますので、火の取り扱いにご注意ください。

天気は周期的に変化

(気象予報士:ふぅ)

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