台風16号の動きを注視、週の後半は風雨強まる恐れ

◆今週の天気のポイント
・台風16号の動きを注視、進路次第で各地の予報も変化
・沖縄・小笠原諸島、伊豆諸島・太平洋側はうねりを伴った高波に警戒

今週は台風16号の動きを要注視です。進路次第で週の後半の各地の天気予報は大きく変わる可能性があるので最新の台風情報をこまめに確認するようにしてください。

↓台風16号進路予想図↓

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台風情報

9月26日の時点で非常に強い勢力の台風16号は、今後猛烈な勢力にまで発達し北上を続ける見通しです。10月1日(金)には東日本の太平洋側、静岡県から茨城県にかけての広範囲に予報円がかかっています。予報円はまだ大きく進路は定まっていませんが、非常に強い勢力で北上してくる見込みです。仮に日本にかなり接近・または上陸した場合は、大雨や暴風、高波など非常に大きな影響を与える恐れがあります。現時点ではどの程度の影響になるかの予報は難しいですが、週の後半の9月30日(木)~10月1日(金)ごろ、東日本や北日本を中心に風雨が強まり荒れた天気になる恐れがあり今後の動きに注意が必要です。

また、27日(月)から西日本や東日本の太平洋側ではうねりを伴い波が高まってきます。沖縄・奄美では28日(火)~30日(木)ごろにかけて、西・東日本の太平洋側や小笠原諸島・伊豆諸島は29日(水)ごろから10月1日(金)ごろにかけて海上は大しけとなるため警戒が必要です。その後、10月1日(金)には北日本の太平洋側も大しけとなる見込みですので今後の情報にご注意ください。

↓27日(月)~29日(水)の波浪予想図↓

太平洋側は高波に警戒

今週の前半は、日本海側はおおむね晴れますが、太平洋側は湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。週の後半は台風の進路次第で予報が大きく変わる可能性がありますので、最新の天気予報をご確認下さい。

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秋の台風の特徴は、日本付近に秋雨前線が停滞し台風の接近より前から大雨になること、上空の偏西風が日本付近に南下してくるため、この西寄りの風に流されて早いスピードで通過する恐れがあることなどがあります。今回の台風は後者の恐れがあり、台風がかなり日本に近付いた場合、風雨が強まりだしたあとからでは身動きがとれなくなることも考えられます。

比較的天気の良い今週前半の早いうちからハザードマップで避難経路の確認などをしておくほか、台風が近付くことが分かった場合は、風雨対策などの備えを早めにしておきましょう。

(気象予報士:ふぅ)

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