◆今週の天気のポイント
・今シーズン1番の寒気は一旦北上、強い冬型はピークを越える。
・クリスマスイブに天気が崩れて、その後再び寒気が流入。
・太平洋側は乾燥した晴天が多い。火の取り扱いには十分な注意を。
先週は今シーズン1番の寒気が流れ込み、関越自動車道が通行止めになるなど交通機関に大きな影響がでました。今週は強い寒気は一旦北上し、冬型の気圧配置は緩んでくるでしょう。23日(水)にかけては日本海側でも日差しの戻る所がある見込みです。
↓22日(火)予想気圧配置↓
冬型が緩み、日本海側も日差しの戻る所が…
24日(木)のクリスマスイブには、前線を伴った低気圧が近づきます。北日本や日本海側を中心に天気が崩れるでしょう。今回は北日本でも雨になる所があり、路面状況の悪化の他、山沿いでは雪崩に注意が必要です。
↓24日(木)予想気圧配置↓
雨のクリスマスイブに…
25日(金)のクリスマスは北日本中心の冬型の気圧配置となり、北陸から北の日本海側は雪や雨が降る見込みです。近畿北部や山陰も雲が広がりやすいでしょう。
↓25日(金)予想気圧配置↓
再び冬型、日本海側では雪や雨
太平洋側では、乾燥した晴天の日が多くなる見込みです。日差しを有効に活用して年末年始の準備にとりかかることができるでしょう。ただし、火の取り扱いには十分お気を付け下さい。
沖縄では、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みです。また、週の初めは強風や高波に注意して下さい。
21日(月)は先週の寒気の名残もあり、気温はこの時期としては低め。お出かけの際は、引き続き万全な防寒対策を。その後、24日(木)クリスマスイブには一時的にこの時期としては高めの気温となりますが、25日(金)クリスマス以降は年末らしい寒さが戻るでしょう。
そして、来週以降は、再び強い寒気が流れ込み冬型の気圧配置が強まる見通しです。今週は大雪や真冬並みの寒さは落ち着くとはいえ、来週から年末にかけても北日本を中心に寒さが厳しく、雪の量が多くなる所がある見込みです。雪下ろしなどの除雪作業は、比較的穏やかな今週のうちに済ませておきましょう。
除雪作業はこまめに
また、今回の大雪をきっかけに、改めて万全な雪対策を心がけて下さい。万が一の時に備えて、車の中にはスコップや防寒着、食料や飲料を入れておき、ガソリンは常にいっぱいにしておくなど対策を立てておくと安心です。
ことしは新型コロナウイルス対策のため寒い日でも程よい換気をすることが必要になっています。暖かい服装を準備するだけでなく、ひざかけやファンヒーターで足元を暖かくするなどして寒さをしのぎましょう。また、インフルエンザが流行する時期も迎えますので、油断することなく栄養と睡眠をしっかりとり体調管理に努めて下さい。
(気象予報士:ふぅ)