真夏のような暑さ続く 熱中症に厳重警戒

(画像:気象庁HPより引用)

真夏のような暑さが続いています。25日(土)は関東で記録的な暑さとなり、群馬県伊勢崎市で6月の観測史上最高となる40.2℃を観測しました。東京都心も35.4℃まで上がり、統計開始以来最も早い猛暑日となっています。

強い日差しと厳しい暑さは、今週も続く見込みです。体がまだ暑さに慣れていない時期ですから、意識的な水分補給を心がけたり、室内では適切にエアコンを使用したりするなど、熱中症に十分ご注意ください。

◆今週の天気のポイント
・厳しい暑さが続く、熱中症対策は万全に
・広く晴れるが大気不安定、急な雨や雷雨の所も
・北日本では大雨の恐れあり、今後の情報に注意

向こう1週間のポイントは、夏の高気圧に覆われることです。晴れて地上気温が上昇し、全国的に平年を上回る暑さが続きます。最高気温は東~西日本中心に35℃前後まで上がる予想で、猛暑日になる所もあるでしょう。また、夜間も気温が下がらず、熱帯夜が続く地域がありそうです。

熱中症のリスクが非常に高くなるため、室内では昼夜を問わず、適切にエアコンを使用するようにしてください。また、のどが渇く前の水分補給や塩分補給も大切です。起床時や入浴前後、睡眠前なども一つの目安とし、こまめに水分をとるようにしてください。

天気は東~西日本で晴れる日が多くなりますが、空模様の変化に注意が必要です。夏の高気圧の縁を回るようにして暖かく湿った空気が流れ込むため、広範囲で大気の状態が不安定となるでしょう。

晴れていても、気温の上がる午後を中心に、雨や雷雨となる可能性があります。竜巻などの激しい突風や、ひょうの降る恐れもありますので、天気の急変にご注意ください。

前線が停滞する北日本は、曇りや雨のスッキリしない天気が続くでしょう。低気圧が通過する27日(月)は日本海側を中心に雷を伴った激しい雨が降り、その後も29日(水)前後は雨脚の強まる可能性があります。

低気圧のコースや発達具合によって雨の降り方が変わりますので、最新の気象情報は、朝イチ!などでご確認ください。

(気象予報士:まりー)

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