低気圧急発達へ 北日本中心に荒天警戒

きょう4日(水)、北海道の大雪山系・旭岳(標高2,291メートル)の初冠雪が観測されました。平年より9日遅く、昨年より1日早い観測です。あす5日(木)から7日(土)ごろにかけては冬型の気圧配置が強まり、北日本を中心に荒れた天気となる見込みです。最新の気象情報を確認し、早めに備えるようにしてください。

↑暴風や大雨への備えを

あす5日(木)は低気圧が発達しながら北海道付近を通過し、低気圧からのびる前線が北・東日本を通過する見込みです。また、低気圧や前線が通過した後、西高東低の冬型の気圧配置が強まり上空にこの時期としては強い寒気(北日本の上空5,500m付近に-21℃以下)が流れ込むため、北陸は6日(金)ごろにかけて、東北や北海道は7日(土)ごろにかけて荒れた天気となる見込みです。

あす5日(木)未明ごろから北日本の日本海側に発達した雨雲が流れ込み始め、日中は北陸、北日本の太平洋側やオホーツク海側も所々で雨脚が強まる見込みです。土砂災害や低地の浸水、川の増水のほか、大気の状態が不安定となるため、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。あす午後から7日(土)ごろにかけて風も強まり、海上はしける見込みです。屋外活動が危険な状態になるおそれがありますので、荒れた天気となる前に大雨や暴風、高波への備え・対策をお願いします。

(気象予報士:みやっち)

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