台風3号はフィリピンの東にあり、今週末には沖縄の南へ北上し、その後は進路を北北東に変えて来週のはじめに日本の南海上を進む見込みです。日本列島に直接的な影響はありませんが、梅雨前線の活動が活発化するでしょう。
きょう8日(木)~あす9日(金)は、梅雨前線の活動が活発化し、東シナ海にある前線上の低気圧が西・東日本の南岸を東進して、9日の日中に関東の東へ進む見込みです。このため太平洋側の地域を中心に激しい雨が降る見込みです。なお、激しい雨域は停滞せずに西から東へ移動するため先週ほどではありませんが大雨になる可能性があります。低気圧通過後は前線がやや南下し活動が一時的に弱まるため、西から雨が止んでくる見込みです。
10日(土)~11日(日)は、西・東日本の南岸に梅雨前線が停滞し、台風周辺からの湿った気流が入り続けるため、前線活動が活発化するでしょう。西・東日本の太平洋側を中心に所々強い雨が降りやすい天気が続く見込みです。また、大気の状態が不安定なため雷を伴うでしょう。一方、本州の日本海側や北日本は土曜日を中心に晴れ間が出ますが、気圧の谷の影響で所々にわか雨がある見込みです。日中の気温は25℃以上のところが多くなりそうです。
なお、6月8日に関東甲信地方も梅雨入りの発表がありました。湿度が高く蒸し暑さを感じそうな季節ですので、体調管理にお気を付けください。
(気象予報士:ロータス)