日中の最高気温が30℃を超える日もあれば20℃に届かない日もあるなど、寒暖差の大きい一週間となっています。この先夏にかけて次第に暑さが優勢になっていき、関東以西では厳しい暑さが予想されますので熱中症にご注意ください。
平均気温の傾向(6～8月)
向こう3ヶ月(6～8月)はフィリピンの東で対流活動が活発になりやすく、その影響でチベット高気圧が東に張り出しを強める見込みです。そのため関東以西を中心に暖かい空気が流れ込み高温傾向となるでしょう。例年お伝えしておりますが今年の夏も厳しい暑さとなる可能性が高いですので、万全の熱中症対策が必要となりそうです。
なお、今年の夏はエルニーニョ現象とインド洋での別の海洋変動の同時発生が示唆されており、予想が変わる可能性があります。
降水量の傾向(6～8月)
向こう3ヶ月は平年と同様に6月～7月前半を中心に各地で曇りや雨の日が多く、降水量はほぼ平年並みとなるでしょう。ただ、太平洋高気圧の西への張り出しが弱いため、日本付近には暖かく湿った空気が流れ込みやすく、大雨となる時期があるかもしれません。また、台風も日本付近を通過しやすくなりますので、最新の気象情報に注意し早めの対策をなさってください。
(気象予報士：きっしー)
